飛行機内での過ごし方、耳抜きってどうやるの?トイレに行くタイミングは? Q

  • シェア
  • LINEで送る
更新日:2016.3.31

今度の休みにヨーロッパ方面へ初めての海外旅行に行く予定です。長時間のフライトは初めてなのですが、機内での過ごし方について教えてください。いつも耳抜きができなくて耳が痛くなったり、トイレに行くタイミングなどがわからずに困っています。機内で快適に過ごすにはどうしたらよいのでしょうか?

耳抜きが苦手な人には飴(あめ)がおすすめです。

A

機内では楽な服装がおすすめ

周りが海で囲まれた日本から、海外旅行へ行くには飛行機は必須ですね。長時間、機内で過ごすのは、慣れていないと少し窮屈な思いをする方もいるかもしれません。

これから始まる海外旅行を少しでも楽しくするために、快適な機内での過ごし方についてご紹介します。

高度が高い上空で、長時間同じ姿勢でいると体がむくみやすくなります。そのため、機内の服装はあまり体を締め付けない洋服がおすすめです。ストレッチ素材や柔らかい生地のものを選ぶとよいでしょう。

機体が上昇したら、耳抜きをしましょう

・どうして飛行機に乗ると耳が痛くなるの?
機体が上昇、下降するときに、気圧の変化によって耳が痛くなることがあります。これは鼓膜の奥にある中耳の空気が膨張・収縮しようとするため起こるもの。

耳が痛くなった時に行う気圧調整のことを、「耳抜き」と呼んでいます。ツバを飲んですぐに耳抜きできる人もいれば、なかなか耳抜きができずに耳が痛くなってしまう人もいて、耳抜きのしやすさには個人差があります。

・耳抜きの方法とは
まずは正しい耳抜きの方法をご紹介します。
1.まず鼻水をかんで、鼻のとおりをよくします。
2.次に鼻をつまみ、息を軽く吸い込みましょう。
3.口は閉じ、吸った息を耳のほうへと送り込むようにします。この時に強くやりすぎないように注意しましょう。
4.最後に唾を飲み込みます。
よくスキューバダイビングなどで教わる方法なのですが、慣れていないとなかなか難しいかもしれません。

・耳抜きが苦手な方におすすめなのが「飴」
耳抜きが苦手な方におすすめなのが飴(あめ)を使った方法です。飴をなめることで、耳管と呼ばれる細い管が広がりやすくなり、耳の痛みが解消することがあります。搭乗時、機内前方で無料の飴を用意しているのは、そうした理由もあるのです。

バスケットのなかの飴をいくつか貰っておくとよいでしょう。そのほかにも、あくびをしたり唾を飲み込むと耳抜きしやすくなりますよ。

・それでも耳抜きができない人は「点鼻薬」を用意しましょう
症状がひどい方は、あらかじめ点鼻薬を用意しておくとよいでしょう。噴霧式のものは、空港内の薬局売店でも売られています。アレルギー性鼻炎の市販薬でも効果を発揮します。搭乗前と、下降の前に、用法容量を守って使用するようにしましょう。

また、気圧の変化によって、頭痛や頬を中心とした顔面痛に悩まされるケースもあります。症状がひどいようでしたら、市販の痛み止め(鎮痛剤)を持っていると安心です。機内にも搭載していることがあるので、客室乗務員に声をかけましょう。

・赤ちゃんの耳抜きについて
耳鼻の発達が未熟な赤ちゃんは、気圧の急激な変化で耳が痛くなるため、大泣きするケースも珍しくありません。耳管がふさがり、耳に痛みを感じているためで、けっして空の旅を怖がっているのではありません。

赤ちゃんの耳抜きはミルクやジュースを飲ませることで痛みを緩和してあげるとよいでしょう。上昇や下降体制に入る前に用意をして、タイミングを見て飲ませるようにすると効果があります。

また、機体の上昇時に大声で泣かれても慌てず、水平飛行になるまであやしてあげるようにしましょう。場合によっては泣き疲れて眠ってくれることもあります。

機内のトイレ問題はフライトの流れを知っておくと便利

飛行機に乗り込んですぐにトイレに行きたくなったけれど、ベルト着用サインが消えずにトイレに行けない!という経験ありませんか?

飛行機は搭乗してから機体が安定するまでに一定の時間がかかります。フライトの流れを知って、トイレに困ることがないようにしましょう。

・搭乗からベルト着用サインが消えるまで
搭乗をして座席に落ち着いてから、飛行機が離陸するまでは結構な時間がかかります。滑走路が混んでいたりすると、さらに時間がかかってなかなか離陸しないことも。また離陸してからもすぐにベルト着用サインは消えないので、搭乗する前に必ずトイレを済ませ、飲み物のとりすぎに注意しましょう。大体離陸から20分程度で機体は安定し、水平飛行へと移行します。

・ベルト着用サイン点灯時にどうしてもトイレに行きたい場合
ベルト着用サインが点灯するのは、離着陸時だけではありません。気流が悪い時にもベルト着用サインは点灯します。そのようなときに体調が悪くなったりしてどうしてもトイレに行きたい場合は、客室乗務員を呼んで事情を説明しましょう。

海外旅行には切り離せない飛行機での時間。長いフライトでも少しでも快適に過ごせるようにして、楽しい海外旅行にしてくださいね。それでは行ってらっしゃい!

情報提供 千葉 千枝子

淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。

TOP