パスポート写真の服装や髪形の注意点とは?カラコン(カラーコンタクト)やメガネはOK? Q

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初めての海外旅行が決まりました。パスポートの申請用にパスポート写真を撮る予定です。普段カラコンを付けているのですが、パスポート写真を撮る際にカラコンもしくは眼鏡を付けていても大丈夫でしょうか?そのほか服装や髪形など、パスポート写真を撮影する際の注意点についても教えてください。

パスポート写真は渡航先の本人確認に使われることを意識して撮影しましょう。

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カラコン(カラーコンタクト)や髪色の指定は?

カラコン(カラーコンタクト)の使用は避けましょう。パスポート用の写真はカラーでも白黒でもどちらも使用することができます。しかし、カラコン(カラーコンタクト)を使用している場合や頭髪の色がカラーリング(染色)で過度に本人と違いがある場合、渡航先の入国審査官から本人確認を入念に行われることもあります。

スムーズな入国審査をイメージして撮影するようにしましょう。

その他、パスポート写真を撮る際の注意点

パスポート用の写真を撮影するときは、サングラスや帽子、幅広のヘアバンド、マスクや髪飾り、大きなイヤリングなどは外してください。

眼鏡を使用している場合は、過度にフレームが大きい伊達(だて)眼鏡は避けましょう。また、眼鏡が光に反射しているものは受け付けてもらえませんのでご注意ください。

前髪が長すぎるなど、目元や顔の輪郭が見えないものもNGです。髪の毛は束ねたり、前髪を眉がみえるように整えてから撮影してください。

背景にグラデーションや柄、ものが写っていたり、無地でも背景と人物の境目がはっきりしていないものは使用できません。

パスポート撮影はどこで行う?

初めて海外旅行に行く人は、パスポートも初めて作ることになりますね。パスポート写真はどこで撮影するべきなのか、迷われる方もいるかもしれません。

パスポート写真の撮影は、背景などに細かな条件があります。写真館や、街なかのスピード写真機を利用するとよいでしょう。

写真館での撮影

写真館で撮影することの最大のメリットは表情や身だしなみなど、プロに任せて撮影できるということです。また、明るさの調整などもしてもらえるので、より写りの良い写真をパスポート用として使うことができます。

パスポートは申請後5年間、もしくは10年間写真の変更をすることはできません。失敗がないようにするには、写真館での撮影がおすすめです。

スピード写真機での撮影

スピード写真機での撮影は、空いた時間にぱっと撮影できる手軽さと、お手頃な費用が魅力的です。

ただし、表情、顔や肩の曲りなどの細かい配慮を自分で行う必要があります。撮り直しの回数も限られている場合が多いです。

デジタルカメラでの撮影

サイズや写り具合など、パスポート写真の規格を満たしているものであれば、デジタルカメラで撮影したものを使用することもできます。その場合は白い壁などを背景に撮影するようにしましょう。

ただし、実際にパスポートセンターに持ち込んで申請をする時に「使えない」と判断される可能性もありますので、サイズや写り具合はきちんと確認しましょう。

学生におすすめのパスポート写真の撮り方

学生の場合は、履歴書等にも使用できる一般の証明写真と同様に、背景を白で撮影してもらいましょう。背景が色付きでは、パスポート用には受け付けてもらえません。服装は、背景とかさなる白い色の洋服は避けて、黒や紺など、顔写りがはっきりする濃いめの色の洋服を着て撮影するようにしましょう。ワイシャツなどが白でしたらダークカラーの上着を着用すると、印象もよく写り、就職活動などにもサイズをかえて使うことができるのでおすすめです。

筆者の写真

情報提供 千葉 千枝子

淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。

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