パスポートを紛失した場合の再発行方法とは? Q

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次の休みで海外旅行に行くことが決まりました。旅行の準備をしていたのですが、以前海外旅行のために申請したパスポートが見つからず、紛失したようです。誰かに拾われてパスポートが悪用されないか心配です。パスポートを紛失した場合の手続きと、再発行の方法について教えてください。

パスポートを紛失した場合は悪用を避けるためにも必ず届出をしましょう。

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パスポートを紛失したらまず届出を

パスポートを紛失、焼失したり、盗難にあった場合は、まず紛焼失の届出を各都道府県のパスポート申請窓口へ提出します。その後、あらためてパスポートの新規発給申請を行う流れとなります。

パスポートの紛焼失の届出を申請することにより、紛焼失したパスポートは効力を失います。そのため、後日紛失していたパスポートが見つかった場合でも古いパスポートを使用することはできません。なお、紛焼失の届出と新規発給申請は、同時申請することもできます。

パスポートを紛失した場合の必要書類とは

パスポートを紛失した場合は、各都道府県のパスポート申請窓口へ以下の書類を持参する必要があります。

・紛失一般旅券等届出書 1通(旅券窓口で配布しています)
・警察署の発行した紛失届出を立証する書類または消防署等の発行した罹災証明書等
・戸籍謄(抄)本 1通
・住民票の写し1通(住民基本台帳ネットワークシステムで確認可能であれば、原則不要)
・写真1枚(縦45ミリ×横35ミリ、縁なし無背景。申請前6ヵ月以内に撮影)
・申請者本人を確認できる書類(運転免許証・船員手帳・写真付きマイナンバーカード等は1点で可。ほか、2点必要な書類については、外務省のホームページ等を参照ください。写真のないマイナンバーカードは2点必要な書類扱いです)

さらに、パスポートの再発行のために、以下の書類が必要になります。
・一般旅券発給申請書(10年用または5年用) 1通
・戸籍謄(抄)本 1通
・写真1枚(縦45ミリ×横35ミリ、縁なし無背景。申請前6ヵ月以内に撮影)

紛失焼失の届出とパスポートの再発行で、写真が合計2枚必要になりますので、注意してください。

パスポートの再発行は、新規発給申請と同じ手順です。発給手数料(都道府県収入証紙と収入印紙)は、10年間有効パスポートは16,000円、5年間有効パスポートは11,000円です(2016年2月現在)。

パスポートの紛焼失の届出を申請する際の注意点

パスポートの紛焼失の届出や再発行をするに当たり注意したいのが、必ずパスポートの名義人本人が窓口に行く必要があるということです。

パスポートの名義が乳幼児や未成年である場合も同様、必ず本人が窓口に来ないと申請は受理されません。

未成年者がパスポートの紛焼失の届出を申請する場合には、法定代理人の同意が必要になります。「紛失一般旅券等届出書裏面」の「法定代理人署名欄」に法定代理人が署名するか、「旅券紛失届同意書」を提出します。

紛焼失の届出とパスポートの再発行の申請先は?

紛焼失の届出先・パスポート再発行の申請先は、ともに住民登録をしている各都道府県のパスポート申請窓口になります。

なお、パスポートの再発行の場合でも、申請から受領までに通常1週間程度(土・日・休日を除く)かかるので、パスポートを使う予定がある場合は余裕をもって申請するようにしてください。年末年始や国民の休日も除き、最短で6日は必要です。旅券番号は、従来のものとは違うパスポートナンバーが付されます。

海外でパスポートを紛失した場合は?

留学先や旅行先など、海外でパスポートを紛失した場合も届出をしましょう。海外での窓口は現地の日本大使館・領事館です。日本大使館ではパスポート紛焼失の届出と新規パスポートの発行、もしくは、渡航書の申請が可能です。

必要書類としては日本で行うパスポートの紛焼失の申請と同様、以下のものを準備します。
・紛失一般旅券等届出書 1通
・警察署の発行した紛失届出を立証する書類
・申請者本人を確認できる書類(運転免許証や保険証など、国籍確認ができるもの)
・写真(縦45ミリ×横35ミリ、縁なし無背景。申請前6ヵ月以内に撮影)

パスポートを紛失した場合には、悪用されないためにも必ず紛焼失の届出を提出するようにしましょう。

筆者の写真

情報提供 千葉 千枝子

淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。

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