ハワイ旅行で欠かせない、ワイキキトロリーとThe Bus(バス)の乗り方とは? Q

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初めての海外旅行でハワイに行くことになりました!ハワイでの移動はワイキキトロリーやThe Bus(バス)を利用したいと思っています。ワイキキトロリーやThe Bus(バス)の乗り方 について教えてください。

ワイキキトロリーもThe Bus(バス)もお釣りが出ません。乗車するときには小銭を用意しておきましょう。

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数多くの観光スポットがある オアフ島 の移動の足として上手に活用したいのがワイキキトロリーとThe Busという二つの交通手段。

今回はこの2つの乗り物の乗り方をご紹介します。どちらも日本のバスとは異なりますので、この機会にしっかりとマスターしておきましょう。

ワイキキトロリーの乗り方

ワイキキトロリーは、ホノルルの主要観光地や商業施設等を周遊する乗り降り自由なオープン型観光バスで、ルートも5ライン と多彩です。 ハワイの気持ちよい風を感じながら、カメハメハ大王像やイオラニ宮殿、足をのばすとパールハーバー(真珠湾)にもアクセス可能です。乗り放題チケットも販売されていて、 オンライン予約が可能なほか、旅行会社でもチケットを取り扱っています。
以下に、5ラインの特徴を簡単にご紹介します。

・ピンクライン
ワイキキビーチの主要観光スポットとアラモアナセンターとを結ぶライン 買い物に便利なコースです。 約10分ごとに運行(1周約1時間)

・ブルーライン
ワイキキとハナウマ湾など東海岸の観光スポットを結ぶライン オアフ島の東海岸を堪能できるコースです。 1日3便運航(1周約2時間30分)

・グリーンライン
ワイキキとダイヤモンドヘッド、ホノルル動物園、ワイキキ水族館を結ぶライン ダイヤモンドヘッド登山に便利なコースです。 35分ごとに運行(1周約1時間10分)

・レッドライン
カメハメハ大王像や美術館など、ハワイの歴史スポットを結ぶライン ホノルル市内にある主要な観光スポットを巡るコースです。 50分ごとに運行(1周約1時間40分)

・パープルライン
ワイキキとパールハーバー(真珠湾)など、日本とハワイの歴史スポットを結ぶライン パールハーバーのアリゾナ記念館や戦艦ミズーリへ行くならこのコースが便利です。 80分ごとに運行(1周約2時間10分)

ワイキキトロリーはお釣りがないので、小銭をご用意!

ワイキキ地区を中心に運行するピンクラインのみ、毎乗車ごと2ドル の定額運賃制です。乗車時に、運転席の脇にあるボックスに前払いします。お釣りがでないので、コインか1ドル紙幣を用意しておきましょう。クレジットカード会社や旅行会社がタイアップしている場合、キャンペーンの期間中などは無料乗車が可能なこともあります。

The Bus(ザ・バス)の乗り方

オアフ島を運行するハワイ唯一の公共交通機関The Bus(ザ・バス)は、ハワイっ子の通勤・通学の足。1回の乗車につき2.50ドルの定額運賃で、島内のほとんどを網羅しています。カイルア・ビーチ、ワイケレ・プレミアム・アウトレット、コオリナ・リゾート、ノースショアへ行くこともできます。ワイキキ地区のバス停はクヒオ通り沿い、1~2ブロックごとに停留所があります。バスのルート番号と行き先を確かめてから乗車するようにしましょう。

どこまで行っても2.5ドル!便利なハワイのバス

運賃は先払い制。支払いは1ドル紙幣でもコインでもOKですが、ワイキキトロリーと同じようにお釣りはでませんので注意しましょう。乗車したら、運転席の横にある運賃ボックスにお金を入れます。ちなみに子ども運賃は6~17才が1.25ドル、6才未満の幼児は大人同伴なら無料です。お得な乗り放題のビジターパスやマンスリーパスもあります。

降り方ですが、車内アナウンスはありませんので気をつけてください。降りたいバス停が近付いたら、窓に渡された紐を引くか、ボタンを押して降りる合図をします。すると、運転席近くに「STOP REQUESTED」と赤く表示され、次の停留所で降りるしくみになっています。

筆者の写真

情報提供 千葉 千枝子

淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。

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